防犯セキュリティー業界ではよく耳にする「防犯設備士」。
この資格は知られていそうであまり知られていない。
そこで今回はその防犯設備士とはなんぞやというのをご紹介致しましょ~~~!
防犯設備士とはは、1992年から国家公安委員会認定事業で、警察庁所管公益法人の社団法人防犯設備協会が認定する民間資格。
また、2003年に「公益法人に対する検査等の委託等に関する基準」により、自主事業として実施されている。 防犯設備機器の普及と正しい知識と運用に関する専門的知識と技能を有する専門家の資格として現在に至る。 なお、防犯意識の向上により発注者からの条件として、防犯設備士が指名されることもあり今後の役割が重要視されている。 資格には防犯設備士と、上位クラスの総合防犯設備士とがある。
防犯設備士
- 資格取得者:20,066名(2010年4月1日現在)
- 資格更新制でないため、生涯資格である。資格取得者に対しては必須ではないが、不定期に講習会が開催されている。
資格
- 社団法人日本防犯設備協会の実施する、試験前日および当日の防犯設備士養成講習を修了し、認定試験に合格した者。
- 試験は養成講習を終了した者に対して、確認考査として行われる。
- 試験のみを、受験することはできない。
- 下記協会の定めた不適格条項に該当する者は受験できない。
- 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を受けることがなくなってから、3年を経過しない者。
- 被保佐人又は破産者で復権を得ない者。
- 指定暴力団に指定された暴力団の構成員。
- 精神病者又はアルコール、麻薬、大麻、あへんもしくは覚せい剤等の中毒者。
認定試験
- 認定試験は、年間4回程度実施。
- 養成講習を受講しないと受けられない。
- 不合格者は、次回以降2年間に3回まで試験のみ再試験として受けられる。
- 試験科目
- 基礎試験と応用試験の2区分実施。(いずれもマークシート方式)
- 知識試験(70分) 防犯の基礎知識、防犯建物部品の基礎知識、防犯設備の構造及び機能の知識、電気の基礎知識
- 技能試験(80分) 防犯設備設計の技能、防犯設備の名称及び用途等の識別、防犯設備の施工、防犯設備の保守方法、関係法令
- 基礎試験と応用試験の2区分実施。(いずれもマークシート方式)
総合防犯設備士
- 総合防犯設備士は、2001年(平成13年)4月に新設され防犯設備士の育成教育など行う上位資格。
- 資格取得者:284名(2010年4月1日現在)
- 総合防犯設備士資格認定試験には、一次試験と二次試験(面接試験)があり、一次試験はA(筆記試験)とB(講習認定)に区分され選択できる。
資格
- 一次試験
- A(筆記試験)防犯設備士資格取得後3年以上。
- B(講習認定)防犯設備士資格取得後6年以上で関係機関からの表彰者[1]、実務実績の審査合格者。
- 二次試験
- AまたはBの合格者。
認定試験
認定試験は、年間1回実施。
- 一次試験
- A:記述式
- B:講習会3日間
- 二次試験
- 面接試験
~アイピー総研編集部より~
防犯の設備は機器を取り付ければ防犯の機能を発揮するというものではありません。
侵入盗、強盗の手口を研究し、何処に何を設置すればよいかということを、理論的な裏付けに基づき設計施工を行い、さらに、運用管理が十分になされてはじめて防犯システムが完成します。
このため、防犯システムに携わる人は専門の教育を受けていることが非常に重要です。
また、科学技術の進歩により機器も高度な技術が使われているので、そのフォローも必要です。
侵入盗、強盗の手口を研究し、何処に何を設置すればよいかということを、理論的な裏付けに基づき設計施工を行い、さらに、運用管理が十分になされてはじめて防犯システムが完成します。
このため、防犯システムに携わる人は専門の教育を受けていることが非常に重要です。
また、科学技術の進歩により機器も高度な技術が使われているので、そのフォローも必要です。
ただ機器を売るだけの商材では決してないという事を我々業者も再認識しなければなりませんね!!
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